さくらインターネットのレンタルサーバー

10年以上前から楽天ブログやFC2ブログを利用してきましたが、2年ほど前に一念発起してWordPressに移行しました。ちょうどブロックエディタが導入された時期だったこともあって1年ほどで挫折、投稿に集中できると思ってはてなブログに移りました。しかし、グローバルメニューやカテゴリーの設定がWordPressより手間がかかってしまい、もう一度WordPressに戻ることを決めました。

はてなブログに移る時に独自ドメインだけを残してさくらのレンタルサーバーを解約していました。

今回、ワードプレスに再挑戦するにあたり、再度さくらインターネットにレンタルサーバーを申し込みました。

さくらインターネットを選んだ理由

レンタルサーバーはいろいろな会社があるので、違うところにしようかなとも考えていたのですが、さくらインターネットの公式ページを見つけ、もう一度さくらインターネットを利用することに決めました。

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「さくらのレンタルサーバにまつわる噂」とありますが、2年くらい前は噂じゃなかったように思います。当時は新しいタイプのコントロールパネルが出たばかりで、わからないことがあっても検索で情報を見つけることができませんでした。さくらインターネットの公式サイトも情報が散乱しているような感じだったのですが、以前よりサポート情報が整理されてわかりやすくなっていました。

さくらインターネットを選んだ理由

  • 実績と安心感、電話やメール、チャットサポートがある。
  • レンタルサーバーが、お手頃価格(月額524円)で始められる。
  • 支払い方法が選べる。
  • 無料のSSLが使える。
  • マルチドメインで複数のサイトを作れる。
  • バックアップが無料で使える。
  • さくらインターネットでドメインを取得すると管理が簡単。
  • さくらで取得したドメインはWHOIS情報が「さくらインターネット」。

実績と安心感

さくらインターネットを知ったのは、とある高専の先生の「さくらインターネットの社長は高専出身」というtweetがきっかけでした。最初にさくらインターネットを利用したのは何となく名前を知っていたからでした。今回はいろいろと調べました。

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今さらながらさくらインターネットの災害対応を知りまして、すごい会社だなと思いました。私のような少額利用ユーザーはたいして利益にならないと思うのですが、さくらインターネットを応援したいという気持ちになってしまいました。

また、どのプランでも電話・チャット・メールのサポートが受けられるのも魅力でした。Google先生に頼ってもわからないことがたくさんあるので、サポート体制が充実していると安心です。
※現在は電話ポートが休止になっていますが、代わりにコールバック(予約した日時にサポートから電話をしてくれる)サポートが利用できます。

料金・支払い関係のメリット

なんといっても、月払い可能で月額524円は最安ではないでしょうか。私の調べた範囲ではありますが、他のレンタルサーバーだと年払いなど長期契約にしないとこの金額にはならないと思います。支払い方法もクレジットカード払いのほかにも口座振替(初回料金は利用不可)、手数料が必要になりますが銀行振り込みや請求書払い(コンビニ・LINEペイ・ゆうちょ銀行)を利用できます。

無料のSSLが使える

SSLはWebサイトと閲覧者の通信を暗号化するための仕組みです。GoogleはSSL化を推奨しています。さくらインターネットのレンタルサーバーでは、無料のSSLがコントロールパネルから簡単に設定できる上に自動更新されるので面倒な作業がありません。

WordPressをインストールする前にSSL化しておきましょう。

無料のバックアップ&ステージング

今回、出戻りするにあたっては「バックアップ&ステージング」も魅力でした。いや、これは私が初めてさくらインターネットのレンタルサーバーを利用したときからあったのですが、その時は何のことやらわからなかったのです。

バックアップの設定をしておけば定期的にバックアップを取ってくれ、8世代前まで保存してくれます。またサイトのデザインを変更したい時にステージングという機能が使えます。レンタルサーバーとは別のステージングサーバーでテストすることができるので、公開しているサイトが大崩れすることを防げます。

独自ドメインの管理が簡単

私は既にさくらインターネットで独自ドメインを取得していたので、その管理が楽にできるということも重要でした。レンタルサーバーのコントロールパネルでの設定が簡単にできます。

独自ドメインの価格は1886円からなので高いと感じる人もいるかもしれません。しかし、独自ドメインをさくらインターネットで取得した場合、WHOIS情報の登録者名以外はさくらインターネットの情報とで登録されます。登録者名は自分でサイト名などに変更することができます。

安価な独自ドメインも多くありますがWHOIS情報の代理公開手数料が別途必要だった場合、2年目以降の維持費はさくらインターネットと同じくらいか、高くなることもあるようです。

ドメイン取得時に、登録者のお名前(英字表記を含む)」以外の項目(登録者住所・担当者など) は、さくらインターネットの情報で登録します。
「登録者のお名前」については、入力に認証及び制限を設けていません。
お客様にてサイト名などの プライバシーの及ばない名称 をご入力ください。

※属性型・地域型JPドメインにつきましては、登録資格等を確認する必要がございますため、
さくらインターネットの情報を代行することはできません。

さくらインターネットの残念なところ

さくらインターネットの少し残念なところ

  • プラン変更ができない(難しい)。
  • 公式のサポートサイトの記述が少しわかりにくい。

契約後のプラン変更ができない(難しい)

さくらインターネットのレンタルサーバーは契約後にプラン変更ができません。私はスタンダードで契約していますがプレミアムにしたいと思ったら新規契約でデータ移行が必要になります。

さくらのレンタルサーバは、プランごとに収容サーバが異なるため、プラン変更には現在対応できておりません。別のプランを新規にお申込みいただき、データ等を移行していただく必要がございます。
※ 新規サービスをお申し込みの際には、初期費用が発生いたします。
乗り換え先のサーバへの料金の振り替えも行っておりませんので、ご了承ください。

これはさくらインターネットの残念なところなのですが、これからブログを始めようかなという場合にはスタンダードでも十分だと思います。

しかし、サイトの表示速度の大幅な高速化や大量アクセスでも安定表示できる機能「コンテンツブースト」を別料金で不可するのであれば、プレミアムプランの方がお得に利用できます。

サポートサイトの記述が少しわかりにくい。

やはりちょっとわかりにくいかなと思いますが、そこは電話やメールのサポートを利用してカバーできると思います。正直、以前と比較するとずいぶんわかりやすくなっています。

さくらインターネットはこんな人に!

  • 低コストで安定運用したい。
  • WordPressでブログを始めたい。
  • 個人で運用する。
  • でも続くかどうかちょっと不安。

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